保育園でSDGsワークショップ
2024年1月21日、赤門小規模保育園でSDGsワークショップが行われました。同保育園の対象は1-2歳の乳幼児で、今回のワークショップの参加者は卒園生(4歳から5歳)とその保護者でした。
SDGsは重要で幼少期からの教育が大事だといわれていますが、どんなことができるのかを考えながら、参加してきました。
プログラム
全体で45分の構成。
- 導入では、参加者全員で、目や口のシールをはりつけたり絵を描いたりして、色紙でつくった魚の帽子をつくる。
- 劇「廃プラと魚たち」をスタッフで上演する。海に捨てられたペットボトルのキャップを食べた魚たちが、おなかが痛くて泣いている。魚たちを助けたり、海をきれいにしたりする作業を参加者全員で行い、みんなで世界の海をきれいにしようと約束する。
- ペットボトルのキャップを使って、ペンダントやキイホルダーを作る。キャップに加熱する作業はスタッフで行う。工作の仕上げを待つ間、参加者はなぞなぞをしたり、紙芝居をみたりしする。
- SDGsのカードを渡して、マークの中の魚を探し、海をきれいにすることもSDGsのひとつであることを伝えて、おうちの人ともできることがないか、考えてもらうように伝える。
お楽しみ紙芝居
ポリキャップを作ってつくったペンダント
まとめ
同保育園では、地域のネットワーク作りのひとつとして、園児、保護者、卒園生親子が集う場づくりを行ってきました。保育園でのSDGs教育に挑戦したいと考える中で、具体的に何をするかを有志で話し合ってこのプログラムを作り上げてきたといいます。有志とは保育園スタッフ、保護者、園児の兄弟、NPOなど数名。そして、次のことに留意して構成を考えました。中でも、短い時間のプログラムに仕上げることが一番の難関だったようです。
- 子どもがあきない時間は最大45分。
- 作業に危険がないこと
- 子どもが身体を動かして参加できること
- メッセージは単純でわかりやすい言葉であること
- 一緒に参加する保護者をまきこむこと
SDGsとは、「世界中の生き物が長く幸せに暮らしていくために、力を合わせて守らなくてはならないお約束」と位置づけ、今回は海の環境保全を廃プラと魚たちの健康を例にとって、劇を作りました。ペットボトルキャップの工作とSDGsのカードを持ち帰った子どもたちが、家庭でどんな話をして、自分たちにできることを考えていくのか楽しみです。