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  • バイオカフェ
  • 第2回バイオカフェ評価委員会議事録(要約)

     2005年9月30日(金)これまでのバイオカフェについて振り返り、1)もっと広く参加者を増やすために、タイトルのつけ方を工夫する、2)参加された方に楽しんでいただくために、配布資料にキーワードを加える。ミニ実験を取り入れる。休憩時間を設けて音楽演奏を入れる、などのご意見をいただき、今後取り上げたいテーマについても話し合いました。主な内容は次のとおりです。ホームページでレポートをお読みいただいた皆さまからのご意見もお待ちしております。

    1.開会
    ・堤正好氏(みらかホールディング)が新しく委員として参加する。
    ・まだホームページに掲載されていない予定として、バイオカフェは今後、北海道(1/10の週)、沖縄(2/20)での開催を検討中。

    2.これまでのバイオカフェの評価と今後に関する討論
    真山よりバイオカフェのこれまでの開催リスト、参加状況とアンケートの回収結果、バイオカフェを開催して感じたこと等について説明。
    通りすがりの人が立ち寄ってくれることもあるが、やはりホームページが最も有効な集客方法のようである。
    トリコロールでは土曜日開催の方が集客にプラスになることが明らかになったので、今後も土曜日を中心に開催したい。

    • 参加者同士のトークがもう少しあった方がよかったような気がした。リリー、トリコロールどちらも、雰囲気、場所はよかった。(小島)
    • 途中から来た人に対しては関係者が席まで案内する。2回目以降、「開催中」の貼り紙をしている。(佐々)
    • スピーカーをやってみて双方向の話ができるので非常に良かった。あれぐらいの人数であれば、大体、参加者とは話しもできる。(外山)
    • テレビ番組の「世界で一番受けたい授業」では20分で1テーマ。テレビのように何か実演してもらえるような人をたまに連れてくると良いと思う。ミニ実験的なものが必要。(小島)
    • 内容よりもスピーカーを優先で決めている。(佐々)
    • テーマはたまには時代にあったものが必要。鳥インフルエンザとワクチンの作り方など、新聞にも時事の話題として取り上げられやすいし、一般の人も集まるのではないか。例えばインフルエンザ流行前。開催の都度、一般の人10名程度は集まって欲しい。(小島)
    • アンケートでは希望するテーマへの記載はあまりなかった。(佐々)
    • リリーとトリコロールの経験では、講師を人で選んでいるので、テーマが千差万別である。バイオに関連するものを色濃く出したいような気もする。その一方でもっと基礎的なものでもよいという気もする。(真山)
    • 本来はバイオに関するものが中心であるべきである。(小島)
    • 小島委員の「リスク眼力」は、バイオとは直接関係しないが、とても参考になった。(真山)
    • 話を聞きに来た人が来て何かよかった、知識を得たと感じることが重要。(外山)
    • メッセージ到達度が情報発信の1つの目的であるが、トラストの構築ということになるとホスピタリティが重要である。今はそれを重視している。(佐々)
    • 今のところ発言した人と満足度との間に相関関係があるかどうかわからない。チャンスがあったら発言したかったという感想の人もいる。(真山)
    • 感じ方には「良かった」という感想と「ためになった」という感想とがある。(外山)
    • 一人が発言を独占することがあり、発言時間の制限などのルールが必要かもしれない。(堤)
    • そのような発言者の話の腰をおるのは難しい。
    • 用語の説明、キーワードでも良いから、参加者に資料をもってかえってもらうと良いのではないか。(嶋野)
    • 裾野が広いのはよい。・食品、リスク一般、環境、薬品、教育など週替わりにテーマを変えるなど、全体像がわかるようにしてはどうか。
    • 講師の選定にあたっては、当該テーマの中から一般市民と問題意識を共有できるような人を選べばよい。
    • 音楽を公演と質疑応答の途中に入れてはどうか。(真山)
    • サイエンスカフェでも休憩時間が重要であるという話があった。(堤)
    • 食がテーマなら、それに関連する企業の人にやってもらうことにしてはどうか。そうするともっとネットワークが広がるのではないか。(真山)
    • その場合、いかに一般の人にわかりやすい言葉を使ってもらえるかが重要。(佐々)
    • そのうち午後のバイオという奥様向けのものを開催したい。その場合は、バイオ製品をテーマに取り上げてみたい。(嶋野)
    • 人選は多様な方がよい。どこかに共感を持ってもらえれば、聴衆の裾野も広がる。テーマも講師も裾野が広くてよい。(堤)
    • ジャンルごときにローテーションするのはよい。(佐々)
    • 今のところ環境と医療が弱いので、年末にかけて、そうしたテーマを設けている。(嶋野)
    • 日曜日は翌日が仕事だが、土曜日なら少し気楽に聞ける。また、予定を立てるために講師未定でもよいので、日程とジャンルは、前広に予定を発表しておいた方がよい。(堤)
    • ホームページを見て聞きに来る人をもっと増やすべき。内容がすばらしいのに残念。(嶋野)
    • 松田先生の話も非常に参考になった。バイオ教育と国際競争力との関係などは一般の人は聞く機会がないので、もっと一般の人に聞いてもらいたい。
    • サブタイトルをもっとわかりやすくつけてはどうか。ホームページを見て、聞きにいきたくなるようなタイトルにする方が良い。(嶋野)
    • くらしとバイオのホームページでもバイオカフェと書いただけではわかりにくく、クリックしてもらえないのではないか。HPを工夫してヒット数を増やす。(中村)
    • 短い時間にいろいろなことを盛り込んでいるが、実際には1つのメッセージしか盛り込めない。90分の講演会を30分に圧縮するという方針でやるのか、それとも話題提供的なものにするのかという位置付けをはっきりさせた方がよい。
    • 参加者にわかりやすい話をすることは重要だが、バイオカフェという方式でやるときにどんな考え方で行い、どんなメリットを聴衆に与えるのかを考えておく必要がある。
    • フランスでは立場の異なる複数の話者に話してもらうこともやっている。そうすると意見交換も活発になるかもしれない。(真山)
    • 我々はスピーカーよりも、参加者が主役と考えている。(嶋野)
    • スピーカーが複数の場合は論点が明確になるメリットがあるかもしれない。
    • 何ヶ月に1回はそのようなことを試みても良いかもしれない。(須田)
    • フランス人は議論好きなので、論争になるのが良いのかもしれない。GMのように科学者同士で意見が異なるものについて聴衆の前で議論しているところを見てもらうと面白いかもしれない。あくまで問題点を浮き彫りにするための議論だということを講師に理解してもらう必要がある。(小島)
    • 経済学者、心理学者を呼んではどうか。科学的事実が必ずしも正しく伝わらないということをわかりやすく説明してもらってはどうか。

    3.次回の日程
    ・次回の評価委員会は11月18日(金)16時からに決定した。

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