「DNA抽出実験教室~食品からDNAを取り出してみよう」開かれる
2022年3月1日「DNA抽出実験教室~食品からDNAを取り出してみよう」が開かれました。SIP2(内閣府 第2期戦略的イノベーションプログラム「ゲノム編集技術の国民理解」)の一環として、筑波大学 津田麻衣助教の企画として行われました。参加者はまだ専攻が決まっていない学部の大学生3名です。手を動かして皆で実験をしたり、育種技術、ゲノム編集技術についての情報提供を受けたりして、最後にはゲノム編集技術でつくられたトマトを試食しながら話し合いを行いました。
実験1 DNAをとりだす
実験のやり方の説明を受けてから、いくつも用意された食材から1種類以上を選んでDNAを取り出しました。
![写真](img/837-839/838_01.jpg)
いろいろな食材
![写真](img/837-839/838_02.jpg)
津田先生から実験方法の説明がありました。
![写真](img/837-839/838_03.jpg)
すりつぶした食材にDNA取り出し液(台所洗剤と食塩を使って調製)を加えてろ過します。
![写真](img/837-839/838_04.jpg)
DNA取り出し液(食塩、台所洗剤を使って調製)を使って取り出したDNA。(写真提供 プラネタリウムワークス 唐崎 健嗣氏))
実験2 DNAを染めて観察
取り出したものがDNAであるならば、酢酸オルセインで紫色に染まるはず。DNAをろ紙に載せて乾かし、ろ紙を酢酸オルセインで染めて観察しました。
![写真](img/837-839/838_05.jpg)
「DNAを酢酸オルセインで染めたろ紙」を持ち寄ってディスカッション
![写真](img/837-839/838_06.jpg)
左右のろ紙の真ん中にはDNAが染まっていますが、中央のコントロールは均等に染まっています。
試食と話し合い
ゲノム編集技術を含む育種技術に関するお話のあと、ゲノム編集技術でつくられた、「GABAというアミノ酸を多く含むトマト」を試食しました。
![写真](img/837-839/838_07.jpg)
トマト試食風景(写真提供 プラネタリウムワークス 唐崎 健嗣氏))
![写真](img/837-839/838_08.jpg)
今日の感想を述べる参加者
![写真](img/837-839/838_09.jpg)
「みんな楽しく実験ができてよかったです」