親子バイオ実験教室「作って、観察、紙の顕微鏡」開かれる
2021年8月1日、大阪科学技術館の夏イベント連携事業として、「親子バイオ実験教室~作って観察、紙の顕微鏡」を行いました(後援 田辺三菱製薬(株)、大日本住友製薬(株))。
当日は、整理券配布時間前から多くの方にお集まりいただき、あっという間に整理券はなくなり、第1回、第2回、ともに満席で実施することができました。新型コロナウイルス感染症防止策として、大きな会場で定員を半分以下に抑え、実験台を離し、参加者の皆さんには氏名と連絡先の記入、検温、手指消毒、マスク着用に協力していただきました。
「紙の顕微鏡」はスタンフォード大学で、発展途上国の人々が科学技術の恩恵にあずかれるように、ことにマラリアを早期に診断して適切な治療が受けられるようにという、願いをこめて発明されました。マラリアは、マラリア原虫を蚊が媒介することで伝染する病気です。2017年には推定で、マラリア患者数が2億1,900万人、死亡者数は435,000人でした。死亡者の61%は5歳以下の子どもたちです。
親子バイオ実験教室では、紙の顕微鏡を組み立てて、自分で作ったプレパラートを観察した後、マラリアの被害についてのお話し、発展途上国の医療について一緒に考えます。今回も、参加者全員、熱心にスライドをみて、マラリアになったこ子どもたちのこと、SDGsのこと、考えてくれました。
本実験教室は子どもゆめ基金活動助成を受けて行いました。