2011年7月、平成23年度科学技術白書が公開されました。

表紙のデザインが公募されたのは初めてことです

　科学技術白書には毎年、研究と教育の現状の報告と課題の解説、関係する統計がまとめられています。平成23年度は科学技術と社会の関係に焦点をあてて編纂されました。「社会と共に創り進める技術」が抽象的な概念でなく、私たち一人一人が向かいあう課題であることが示されています。編集担当者たちの「科学技術を身近なものと感じてほしい」という思いが、デザインコンクールによる表紙の公募につながりました。
　第一部では社会と科学技術の関わり、コミュニケーション、国民の参画について述べられ、第二部では科学技術政策の展開によって重点化が進む研究開発やそれを支える人材育成とイノベーションの推進について述べられています。
　ことに第1部第2章第2節のコラム10（83ページ）では、ＮＰＯ法人くらしとバイオプラザ２１が紹介されました。

http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2011/07/12/1308357_008.pdf

　私たちの実践の積み重ねがこのようにとり上げられることができたのは、NPO法人くらしとバイオプラザ２１の活動を支えて下さっている皆さんのお陰と感謝しております。

概要、全文共に以下からダウンロードできます
　http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa201101/1302926.htm

　目次は次のとおりです。

第１部　社会と共につくり進める科学技術
　第１章　科学技術と社会
　　第１節　社会の期待と科学技術
　　第２節　科学技術の振興と社会への寄与
　　第３節　科学技術と社会との関係深化
　第２章　社会とのコミュニケーションの深化にむけて
　　第１節　科学技術コミュニケーションの可視性
　　第２節　社会とのコミュニケーションの可能性
　第３章　未来を社会と共に創り進めるために
　　第１節　社会・国民の参画による科学技術を生かした課題達成
　　第２節　新しい政策立案プロセス〜社会とのよりよい関係構築を目指して
　　第３節　対話と相互理解、そして参画が生み出す新しい地平
第２部　科学技術の振興に関して講じた施策
　第１章　科学技術政策の展開
　　第１節　科学技術基本計画
　　第２節　総合科学技術会議編
　　第３節　科学技術行政体制および予算
　第２章　科学技術の戦略的重点化
　　祭1節　基礎研究の推進
　　第2節　政策課題対応型研究開発における重点化　１〜７
　第３章　科学技術システム改革
　　第１節　人材の育成、確保、活躍の促進
　　第２節　科学の発展と絶えざるイノベーションの創出１〜３
　　第３節　科学技術振興のための基礎の強化
　　第４節　国際活動の戦略的推進
　第４章　社会・国民に支持される科学技術