キッズ・バイオカフェ「タッチザDNA」開かれる

7月22日（土）しばた郷土館多目的ホールにて、キッズカフェを開きました。乳児からおばあさままで、17名が参加し、ブロッコリーからDNAを抽出しました。全員で絵本「せいめいのお手紙」の読み聞かせを聞きながらおやつを食べ、実験を振り返り、DNAについて話し合いました。

ブロッコリーをすり鉢ですりつぶし、食塩、洗剤、エタノールを使って、ブロッコリーのDNAを取り出しました。最後にエタノールを少しずつゆっくり注ぐと、もやもやと白いものが目に見えるようになりました。

実験のやり方のページはこちら

くらしとバイオの外山さんから実験の説明	交代で、ブロッコリーの花芽を切る
力をあわせて	高校生のお兄さんがお手伝い
背中の赤ちゃんも参加	すりつぶすには力がいる

参加者の半分以上がインターネットなどで、DNAについて予習をしてきたという熱心なこどもたち。質問や意見が次々に飛び出しました。

• なぜ洗剤を入れるのか→すり鉢でつぶした細胞の膜をよくこわすため
• どうしてブロッコリーの花芽をつかったのか→細胞がたくさんあるから
• あまりとれなくて残念だった。ブロッコリーのせいか、エタノールのせいだと思う。
  →ブロッコリーの新鮮さも関係すると思う。実験は失敗したときに理由を考えるのも大事ですね

• DNAはもやもやしながらだんだんできてきた。
• 紙をとかしたみたいだった。
• もやもやが出てきたときにびっくりした。
• いっぱいとれて嬉しかった
• 初めての実験だったから、おかあさんに教えてあげたい

• マンモスにも、恐竜にもDNAがあるんだと思う。
• 石にもDNAはあるだろうか
• 土は生きているからDNAがあると思う
• 土にDNAがあるのではなくて、土の中の微生物にDNAがあるんだと思う
• 化石にDNAはあるだろうか
• 化石についているDNAを調べられるだろうか
• 冷凍のマンモスのDNAは調べることができると思う→今度は化石を調べる教室をやりますから、期待していてください

• いすも羊の毛で作ったらDNAがある
• 牛の皮でできているいすにはDNAがある
• いすの鉄のところにDNAはあるだろうか
• 工場でできるものにはDNAがない

• 冷凍マンモスのDNAを象をつけたら、長い牙が生えると思う
• 冷凍マンモスのDNAを入れた象はライオンをやっつけるかもしれない
• 冷凍マンモスのDNAをヒトに入れるのは気持ち悪いと思う。
• ヒトに牙が生えたら変だと思う

• 高校でする実験よりずっと静かにできた
• 学生の時以来の実験で楽しかった
• DNAということばは聴いていたが、見るのははじめてだった
• 「命のお手紙」ということばが心に響きました

お互いの実験結果を見て歩く	キッズ・バイオカフェ
「せいめいのお手紙」の読み聞かせ	全員で記念撮影