3月21日(月)、千葉県立現代産業科学館で開催したプルプルサイエンス〜たんぱく質の不思議〜では、春休みに入ったばかりの親子連れの申し込みが殺到し、泣く泣く満員御礼の札を立て、締め切らせていただいたという次第でした。こうして関東地区では初となるプルプルサイエンスは、総勢26人の参加者を迎えてスタートを切りました。
プルプルサイエンスというのは、ゼリーは冷やしてプルプル、プリンは蒸してプルプル。楽しいおやつもたんぱく質の性質を利用していることを学ぶ、調理実習付きの体験実験教室です。
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プリンとゼリーの食感は? |
卵白はかききるようにまぜること |
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電動泡たて器はお父さんに手伝ってもらって |
じょうずにこせるかな |
まず、私たちの体がたんぱく質からできているという説明の導入で、子供たちに“たんぱく質”という言葉を身近に置いてもらうことに。先生のお話がたんぱく質の性質に入ると、“酵素”、“ゾル化”、“ゲル化”、“可逆”、“不可逆”といった言葉に子供たちの間に戸惑いも見られましたが、実験でキウイや消化剤を乗せたゼリーが溶けるのを見ると、興味津々。プリンと抹茶ゼリーを時間差で並行して作るというウルトラ技も、お父様、お母様の力をお借りして、難なく成し遂げました。
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力を合わせて |
玉子焼きを冷やしても生卵に戻らないと思う人は |
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キウィを一切れのせると溶けて崩れるゼリー |
消化剤を入れると、ゼリーは冷やしても固まりません |
パン教室を始めとする親子を対象とした実験教室を開くと、なぜかこどもたちがいつも家事を手伝っている姿が目に浮かんできます。そして、“バイオ”を身近なものとして子供たちに伝えたい、という私たちの思いがそのご家族に広がっていきそうな嬉しい予感がするのです。17年度の体験実験教室で、私たちはどんな笑顔に出会えるでしょうか。今からとても楽しみです。
この教室は「栄養と料理」6月号(女子栄養大学出版部)で紹介される予定です。
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たんぱく質の汚れは落ちにくい |
全員集まれ! |
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