12月4日(土)、12月25日(土)に仙台市民会館、大阪科学技術センターで、それぞれ発酵を学ぶ実験教室が開かれました。
仙台では14名の消費生活アドバイザー、消費者相談室員などの方を対象に、東北バイオインダストリー振興会議(TOBIN)と消費生活アドバイザー協会(NACS)とくらしとバイオプラザ21の共催で、開催しました。
パンの試食の時間には東北大学西野徳三先生から「発酵のお話」をうかがいました。
・ 日本を含む東南アジアではダイズにカビを利用した発酵食品(味噌、醤油など)が多いのに、欧州では牛乳に菌類を利用したもの(チーズ、ヨーグルト)が多く、これはアジアのモンスーン地帯の高温多湿な気候がかびの好む気候であることに由来する。
・ アミノ酸は加熱されると褐色になり、香ばしい香りを出し、これはメイラード反応と呼ばれている。パンの焼き上がりはこの現象そのものである。
・ 私たちの体にはたくさんの微生物がすんでおり、私たちの消化などを助けてくれている。発酵食品を食べることで、腸内細菌を増やし、健康を増進することもできる。
クリスマスに元気な浪速っ子を迎え、大阪科学技術センター開催されたパン教室は、導入で卵白の泡立て作業希望者を募ったところ、ほぼ全員が勢いよく挙手をするといった積極性!子供たちの元気に圧倒されながら実験や作業を行いました。4人の佛教大学学生のTA(teaching
assistant)さんたちともすぐに意気投合し、あちこちのグループから笑い声が上がる賑やかさの反面、先生の話には興味を持って熱心に耳を傾ける子供たちの姿。「知りたい、やってみたい」という声が体中から響いていた、そんな実験教室でした。
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説明のときは静かに聞く! |
男の子の参加が多いin 大阪 |
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元気溢れる子供たち |
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