11月13日(土)〜14日(日)、日本科学未来館実験工房において標記の実験講座を、本年1月に引き続き、日本科学未来館友の会、茨城大学遺伝子実験施設とNPO法人「くらしとバイオプラザ21」の共催で行いました。
参加者は、20歳代から50歳代の日本科学未来館友の会会員で、家庭の主婦、学校の先生、銀行員、編集者などなど実に職業を異にする16名でした。
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「バイオテクノロジーの基礎」を講義する安西先生 |
講義を聞く参加者 |
本講座では、講義や実験内容に対する質問が多く、また、実験で説明している用語がよくわからない(例: 至適の条件→最も適した条件、 水溶液を分注する→小分けする、 電気泳動寒天にDNAサンプルをアプライする→注入する など)という率直な意見も出、これに答えるなど、お互いのコミュニケーションもよく、有益な体験実習となりました。
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まずはマイクロピペットの使い方を練習 |
電気泳動用寒天にサンプルを慎重に注入する |
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電気泳動後のDNAのバンドを写真に撮る |
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実験講座のスケジュール |
講義1 | 「バイオテクノロジーの基礎」茨城大学遺伝子実験施設助教授 安西弘行 |
講義2 | 「植物のバイオテクノロジー」茨城大学遺伝子実験施設助教授 安西弘行 |
実験1 | 光る大腸菌を作る |
実験2 | DNAをはさみで切る |
実験3 | DNAをアガロース電気泳動で見る |
実験4 | 納豆菌からDNAを取り出す |
観察1 | 光る大腸菌の観察 |
観察2 | アガロース電気泳動後の観察 |
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光る大腸菌を作る |
納豆菌からDNAを抽出できた |
アンケートから、「小学校、中学校を中心にした実験講座は多くあるが、一般向けの実験講座は非常に少なく、もっともっとやってほしい」、「バイオの実験体験により、未知の存在であったバイオが楽しいバイオにかわった。皆さんから頂いた恩恵をいつか還元できるように頑張ります。」、「実験を通して遺伝子組換え技術に興味がわいた」、「組換え自体に対する疑問はやはりまだ少し残っているので、自分で納得できるまで理解できればいいと思う」などの意見をいただきました。
当NPO法人「くらしとバイオプラザ21」は、今後も、バイオテクノロジーの理解活動を目的とした一般向けの実験講座を開催して行きます。
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