みんな知ってる?未来に羽ばたくカイコ
解説
光るドレスをつくる
クラゲやサンゴからとれる蛍光けいこうタンパク質(紫外しがい線や青い光などをあてると光る性質がある)を遺伝子組換かえ技術でカイコに組みいれることで、光る絹糸の布をつくることができます。
いまでは、ワンピースやジャケット、ドレスなど、いろいろな色で光る蛍光けいこう生糸を使った洋服が試作されています。
薬をつくる
カイコの生糸に、人にも使えるタンパク質をつくらせて、そのタンパク質を原料として薬をつくる研究も進められています。
カイコに人にも使えるタンパク質をつくらせると、微び生物などではつくるのが難しかった複雑な構造のタンパク質もつくることができます。
また、これまでの方法より害になる物質やウイルスが混ざりにくく、安全なタンパク質を大量に生産できるなど多くの利点があり、これからの研究に大きな期待がよせられているのです。
遺伝子組換かえカイコで薬をつくる!
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フィブロインに機能をもたせる
生糸のフィブロインの部分に、ヒトの細胞さいぼうとなじみやすい成分をつくらせて、傷口に安全にはりつけられるフィルムをつくったり、病気の診断しんだんに使う薬の成分をつくらせることができます。
クモの糸とカイコの糸をドッキング
カイコにオニグモというクモのなかまの縦糸の遺伝子を組み入れることで、これまでの絹糸と同じような触しょっ感や質感をたもちつつ、強くて切れにくいクモ糸シルクが開発されています。この性質を利用して、手術用の糸や、伸縮しんしゅく性のあるロープ、防護服の素材などへの応用が期待されています。(農研機構ニュースリリースより)
天然シルクとクモ糸シルク
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