みんな知ってる?未来に羽ばたくカイコ

Q4 解説

カイコの糸

カイコのまゆからとる糸はかみの毛よりも細く、フィブロインセリシンという2種類のタンパク質でできています。フィブロインは絹糸になる部分で、セリシンは水にとけやすく、フィブロインをまゆの形にまとめるノリの役割をしています。

絹糸(左)。右は顕微鏡写真。まゆ糸の太さはおよそ0.002ミリメートルくらい。 左は絹糸、右はその顕微鏡写真。まゆ糸の太さは0.002ミリメートルくらい。
(農研機構 冊子『カイコってすごい虫!』より)

1本のまゆ糸の断面。マウスをあてると、名前がでるよ! フィブロイン フィブロイン セリシン セリシン      

1本のまゆ糸の断面。
(農研機構 冊子『カイコってすごい虫!』より)

マウスをあてると、名前がでるよ!

まゆをお湯に入れて糸をとりだす

動画お湯にいれて生糸を取り出す様子
岡谷おかや蚕糸博物館)

まゆから糸をとりだすときに、お湯でまゆをにるのは、まゆから糸を引き出しやすくするためです。
数本のまゆ糸をより合わせて1本の絹糸にします。大きな絹糸の工場でもこれと同じ原理でまゆから糸をつくっています。

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